jit.gl.lua で使える OpenGL の関数・定数一覧:Cycling74 Max,Jitter ,Lua

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Max6 から加わった jit.gl.lua やってます。 OpenGL2.1でopenFrameworksなんかと比べても古く、勉強しようにも世のOpenGLの解説書は大抵GLUT等のライブラリを使っているためMaxの環境との微妙な違いでサンプルコードが使いづらかったり、実行時エラーが出た行を、真っ黒に隠すというエディターだったりして、かなり苦行感もありますが、使いこなせれば結構面白そう!

さて、今日コバルト爆弾αΩのεに「jit.gl.luaで使える関数がわかんない・・・」と言われたので、記事に書いておきます。ちなみに一文字目が大文字なのが関数で、全部大文字が定数です。使い方は → OpenGL 2.1 Reference Pages

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jit.gl.lua の OpenGL で FFT データを可視化してみた:Max6, Jitter, Lua

OpenGLの修行という事で、一先ずOpenGLでFFTのデータを可視化するパッチを組んでみました。

パッチ

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FFTデータをリストにして、jit.gl.luaのfft関数に可変長引数として与えています。

jit.gl.luaは可変長引数の長さが83を超えると、Maxが予期しない理由で終了するバグがあるようです。注意です。サンプル数の多いFFTデータ(例えば1024)をどうやってjit.gl.luaに渡すかを検討していきたいです。

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※FFTampは、Maxオデッセイに書いてあったコードを使いました。

TestVisualizeFFT.lua

[js]

this.autowatch = 1
this.gc = 1

local gl = require("opengl")
local GL = gl
local _fft = {};

function fft(…)
_fft = {…}
end

function draw()

gl.ClearColor(0,0,0,1);
gl.Clear(GL.COLOR_BUFFER_BIT);
gl.Begin(GL.TRIANGLES)
–gl.Begin(GL.POLYGON)
–gl.Begin(GL.LINE_LOOP)
–gl.Begin(GL.TRIANGLE_STRIP)

for i = 1 , #_fft do
local a = _fft[i];
gl.Color(_fft[i],_fft[(i + 1)%#_fft + 1],_fft[(i+2)%#_fft + 1],_fft[i]);
gl.Vertex(a * math.cos(2 * math.pi * (i-1)/#_fft),a * math.sin(2 * math.pi * (i-1)/#_fft,0));
end

gl.End();
gl.Flush();

end

[/js]

参考図書

jit.gl.lua で OpenGL をはじめる:Lua, Cycling ’74 Max6, Jitter

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jit.gl.lua で OpenGL を始めるにあたり、一先ずluaのテンプレートを作成してみました。js オブジェクト に無い scriptload 関数があったりとで便利です。ちなみにテンプレートのコードで灰色の四角形を描画しています。

テンプレートファイル – templete.lua

[js]
this.autowatch = 1
this.gc = 1

local gl = require("opengl")
local GL = gl

function loadbang()
print("loadbang was called")
end

function scriptload()
print("scriptload was called")
end
function float(v)
print("float", v, "inlet", this.last_inlet)
end

function int(v)
print("int", v, "inlet", this.last_inlet)
end

function list(…)
local values = {…}
print("list", table.concat(values, ", "), "inlet", this.last_inlet)
end

function dest_changed()
print("dest was changed")
end

function dest_closing()
print("dest was closed")
end

function draw()
local pos = math.random();

gl.Clear(GL.COLOR_BUFFER_BIT);
gl.Begin(GL.POLYGON)
gl.Vertex(-pos,-pos);
gl.Vertex(pos,-pos);
gl.Vertex(pos,pos);
gl.Vertex(-pos,pos);
gl.End();
gl.Flush();

end
[/js]

Max6 OpenGL バージョン確認

Top > Option > OpenGL Status で確認できます。OpenGL 2.1 / GLSL 1.20 のようです。最近の書籍などでは、OpenGL4.0対応の物もでているようなので、少し古いのかな・・・?

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Max6 で扱えるOpenGLの命令

OpenGLで使える命令は、 jit.gl.sketch のヘルプパッチで見ることができました。

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※jit.gl.luaの場合は、glbegin → gl.Begin と書く必要があります。

OpenGL 2.1 Reference

OpenGL 2.1 Reference Pages

※jit.gl.lua で使う gl.Begin を調べたい場合 → glBegin で検索する必要があります。

 

OpenGL 参考ページ

手抜きOpenGL入門

OpenGLの先輩で、TMUG主催パーティ“ハロウィン・チャネル”でもご一緒する @irishoak 先輩オススメのページ。

Cycling’74 Max で Blackmagic Design – Intensity Shuttle for Thunderbolt 用 視聴・プレビューアプリ を作ってみた

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Blackmagic Design社 Intensity Shuttle for Thunderbolt でキャプチャ動画をリアルタイムに視聴・確認・プレビュー・フルスクリーン表示するためのMac用アプリケーションです。

IntensityShuttleViewer.app ダウンロードは、こちら。 → 最新版 0.2.2 公開しました。

使い方

Intensity Shuttle for Thunderbolt を接続し、アプリを起動。Device と Mode を変更します。設定にコツがあるみたいなので詳しくは、こちらのサイトを参考をご参考ください。

機能

  • フルスクリーン : fullscreenボタン or ESCキー。解除もESCキー
  • 画面キャプチャ : captureボタン or 動画表示ウインドをクリック。Appと同じディレクトリに保存されます。

設定例

コンポーネント(赤・青・緑)接続で動画を入力する場合の設定を紹介します。

  1. Blackmagic Intensity Shuttle のドライバインストール
  2. システム環境設定 > Blackmagic に行き、入力設定を “Component Video & Analog RCA ~”に設定
    setting
  3. IntensityShuttleViewer.app を起動し、Device “Blackmagic HD 1080” Mode “Blackmagic HD 1080i 59.94 -” を設定
    スクリーンショット 2013-10-07 00.03.30
  4. キャプチャ動画がウインドに表示される。

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動作確認環境・注意

  • Macbook Pro Retina 2012 OSX 10.8.5
  • これ意外の環境で動作するかは、不明です。
  • 自己責任でご利用ください。
  • Intensity Shuttle for Thunderbolt を持っていない方でもカメラデバイスプレビューアプリとして役に立つかも・・・!?
  • (後述の理由のため)音のキャプチャは出来ないため、別のアプリ、音声ケーブルをミキサー・アンプに繋いで聞いてください。

経緯

torne試聴用のプロジェクターがぶっ壊れ、アニメ視聴ができない非常事態に!

そういえば前に買っておいた Intensity Shuttle for Thunderbolt があったので、Macbook Proで視聴をしようと設定を試みる。PS3 torne → Blackmagic Intensity Shuttle for Thunderbolt → Macbook Pro と繋ぎ、こちらのサイトを参考にしたら表示までできました。

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しかし、Blackmagic Design社が公開しているBlackmagic Media Expressというアプリケーションは、動画キャプチャ用のアプリケーションのため全画面が出来ないし重い。映像視聴用には余り良い出来とは言えませんでした。QuickTime等のアプリケーションも幾つか試してみたのですが、上手くいかず・・・。もしやMaxでプレビュー視聴用のアプリが書けないか?と思いやってみました。

今後の課題

Intensity Shuttle for Thunderbolt は、オーディオインターフェイスとしても利用できるはずなのですが、Max上でデバイス指定した瞬間にパッチが100%落ちるバグがでてます。今後Max / Intensity Shuttle のアップデート等で修正されたらアプリで音も取得できるように更新したいです。

Max から Javascript の Date クラスを使ってみる:Cycling’74 Max/MSP, JavaScript

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Maxで現在の年・月・日時等の取得の仕方がわからなかったのでjsオブジェクトで作成してみました。

Date.js

[javascript]

"use_strict";
autowatch = 1;

function anything(){
var date = new Date();
outlet(0,messagename,date[messagename]());
}

[/javascript]

Javascriptには元々Dateクラスが容易されているので、それを利用したいです。そこでanythingやmessagenameプロパティを使い、dateクラスのファンクションを動的に呼び出しております。

ひとまずjsのクラスをMaxパッチに公開する事ができました。