Maxのパーティクルシステム その1: jit.p.shiva jit.p.vishnu jit.gen jit.gl.multiple #max6 #maxmsp #jitter #cycling74

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アニメのオープニング、特に芳文社系を見ているとタイトルが出現する辺りの画面遷移エフェクトとして、桜のパーティクルが多用されている事に気が付きました。さっそく桜パーティクルVJを行うべくjitterのパーティクルシステムを調査しました。

Jitter パーティクルシステム × jit.gl.multiple TIPS

  • jitter のデフォルトで付いてるパーティクルシステム jit.p.shiva / jit.p.vishnuでは、オブジェクトの回転処理が入っていないため、全部同じ向きに表示される。(トップの桜パーティクルは、全部同じ向きで残念な感じ。)
  • jit.gl.multiple に Rotate Array を指定できるので、jit.genなどで回転を考慮した処理を書けば、パーティクルを回転させら模様。
  • デフォルトのパーティクルシステムは、レファレンスを見る限り機能が少ない。ただしjit.p.shiva / jit.p.vishnu 自体は、32個までプレーンまで対応しているので、6プレーン以降に回転 / スケール / カラー などを保存してイジる処理を入れれば多機能なパーティクルシステムを実装できそう。
  • jit.gl.multiple を使って描画する場合には、寿命が無くなったパーティクルの描画をしないよう注意。
  • jit.gl.multiple & アルファチャンネル描画する場合は、オブジェクトの @depth_enable 0 @blend_enable 1 を設定。しないと、四角形の枠がでて酷い描画になる。

上記パッチを作るに辺り、ニコニ・コモンズのの素材を利用させて頂きました。今後、回転も考慮した桜パーティクルシステムを実装してみたいと思います。

パーティクルシステム テストパッチ

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jit.gen のコード (jit.p.vishnuに接続)

スクリーンショット 2014-07-02 18.26.11

jit.gl.multiple + アルファチャンネル無しのテクスチャ パーティクル

スクリーンショット 2014-07-02 16.59.29

透過を使わない場合は、depth_enable 1 で立体的なパーティクルが利用できる。画像は、NC帝國によるハンバーガーアイコン。1000個くらいが限界っぽい。

jit.gl.render によるプリミティブなパーティクル

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jit.gl.render のプリミティブな描画(Lines / strip) であれば、1万パーティクルで60fps近くで動作。

jit.gen / jit.gl.gridshape / jit.gl.plato を使った3Dオブジェクトのモーフィング : #jitter #maxmsp

パッチ

スクリーンショット 2014-06-27 7.35.10

jit.gl.gridshape と plato を matrixoutput で出力して、掛け算して、jit.gl.meshで描画しています。jit.genは動きの変化を繋げるためローパスフィルターとして利用しています。

スクリーンショット 2014-06-27 7.37.36

jit.gl.multiple と jit.gen を使って、 jit.gl オブジェクトを複数個描画 #maxmsp #jitter #gen

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jitterを使う上で避けては通れない、matrixとjit.gl.multiple(と、たぶん jit.meshも)を、そろそろ本腰入れて使って見ようと思いテストしてみました。jit.gl.videoplaneの動画をjit.genによるjit.matrixとjit.gl.multipleで大量に描画しています。

パッチ

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multiple の @targetname で複数個描画したいオブジェクト(今回は、jit.gl.videoplane)を名前で指定する必要があります。また、描画するオブジェクトのアトリビュートで @automatic 0 にしておかないと、コイツが別途描画されてしまいます。

jit.gen code

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メモ – jitterのパーティクルについて

jitterでパーティクル処理をするためには、個々のオブジェクトの状態をmatrixで保存するようですね。jit.genを使えばパーティクルを軽量かつ大量に描けるようです。ただjit.gen自体は、jit.gl.pixと違ってGPU処理では無く、CPU処理のコードにコンパイルされるので、jit.shivaなどのデフォルトのパーティクルオブジェクトと比較して、パフォーマンスがどうなのかは今度検証してみたいです。

jit.gl.pix を jit.gl.lua 内で利用する

スクリーンショット 2014-06-06 16.27.18

[javascript]

autowatch = 1
gc = 1

local mov = jit.new("jit.qt.movie",this.drawto)
mov.adapt = 1;
mov:read("bball.mov");

local frame = jit.matrix();
local plane = jit.new("jit.gl.videoplane",this.drawto);
local pix = jit.new("jit.gl.pix",this.drawto)
pix.gen = "aer.line.genjit"; — readでは無く、genでファイルを読み込みます。
 

function draw()

mov:matrixcalc(frame.name,frame.name)

pix:jit_matrix({frame.name})
pix:draw()

plane:jit_gl_texture(pix.out_name)
plane:draw();

end

[/javascript]